データ変換

自分で計算式を作成することなく、タグプロパティの自動変換を行なえます。

現在、プラットフォームは2つの変換を提供しています：

⚙️ このトピックについては現在も取り組んでおり、新しい変換はすぐに利用できるようになる予定です！

データ変換はどのように行うのですか？
1. データ可視化ワークスペースで、編集するウィジェットをクリックします。
2. 各データソースについて、「タグのプロパティを変換」ボタンをクリックします。
3. 利用可能な変換のリストが表示されたウィンドウが表示されます。変換を選択します。
4. すべてが正しく設定されている場合、変換されたタグの作成が行われ、結果をウィジェットで直接確認することができます。

⚠️ 一度変換されたタグは、元のプロパティに変換し直すことができません。
電力→電気量の変換の例：電力に戻したい場合は、「データソース」をクリックし、電力タグを選択し、ウィジェットで電力を再度設定する必要があります。

⚠️ 変換モジュールによって生成された計算値は編集できませんが（名前、計算式、集計、補間）、削除は可能です（後で簡単に再作成できます）。

⚠️ 変換データを作成するために使用されたタグは、その後、編集がブロックされます。
編集を希望する場合は、紐づいている変換データを削除する必要があります。

変換を行うには、データが正しく構成されている必要があります：

電力 → 電力量変換 :
- 単位 = kW、W 、mWなど
- プロパティ = Power
- ネットワーク = Electricity
電力量 → 電力CO2換算値：
a) データを正しく定義します:
- 単位 = kWh、Wh 、mWhなど
- プロパティ= Energy
- ネットワーク = Electricity
- センサータイプ = Quantity または Incremental

💡 センサータイプの選び方
データの種類に応じて設定する必要があります。デフォルトのセンサータイプは「Quantity」ですが、センサーが累積値である場合は、センサータイプのフィールドを「Incremental」に変更する必要があります。

b) CO2換算係数を定義する（"使用する排出係数"を参照）

データソースワークスペースから、作成した排出係数タグを編集
プロパティ = Mass of CO2 Equivalent Per Unit of Electrical Energy
ネットワーク = なし

「タグのプロパティを変換」をクリックすると、指定したタグは変換ができないことを示すメッセージが表示される場合があります。

原因1：変換が行えないタグタイプ
ガス流量からガスエネルギー、蒸気量からCO2排出量など、弊社がまだ対応していないプロパティの変換を試みている可能性があります。
現時点では、電力を電気量に、電気量を電気CO2換算に変換することのみ可能です。
原因2：タグがデータソースワークスペースで正しく定義されていない。
これについては、前のステップ「変換の前提条件」を参照してください。

参考用のアイディアを紹介します:

御社のエネルギー管理者やESG管理者は、通常使用する値を教えてくれるでしょう。
国の公開データを参考にする。
日本の場合: 環境省　算定方法・排出係数一覧
IEAのウェブサイトからライセンスを申請して、公式データを入手する:
Emissions Factors 2021 - Data product - IEA
他のデータソースアプリケーションを使用する。
例 : @ElectricityMaps | CO2 emissions from electricity consumption live 24/7.

「Mass of CO2 equivalent per unit of electrical energy」のプロパティを保有することができるタグは1つだけです。
- 「Mass of CO2 equivalent per unit of electrical energy」のプロパティを保有するタグが１つもない場合：１つ設定してください。
- 「Mass of CO2 equivalent per unit of electrical energy」のプロパティを保有するタグが複数存在する場合：不要なタグを削除してください。
生産データおよび文字列型データでは、変換はできません。
変換は、累積値を返す計算値には適用しないでください（センサータイプは、計算値ではまだ設定できませんが、可能にするために取り組んでいます）。