残差分析は、EnergyLabで作成されたモデルの品質をテストし、改善の可能性がある領域を特定するために使用します。
主な内容
モデルのモデリング段階で、R2分析に加えて残差分析を実行し、モデルに加えるべき改善点を特定することができます。
残差分析では、R2ではわからない傾向を特定することができます。R2がモデルの品質について3つの値だけを示すのに対して、残差分析は多数のポイントを示します。
残差分析による考察の例:
- モデル結果に影響を与える外れ値の特定
- 中間式(多項式など)を作成する必要性を指摘
- データポイントの不足を指摘
- データ挙動のドリフトの発見
良いモデルの残差分析の例:
残差は0を中心にランダムかつ対称的に分布しています。この分布からこのモデルが妥当であると判断できます。
悪いモデルの残差分析の例:
ここでは、残差がランダムに分布していないことがわかります。これは自己相関の問題を示しており、例えば新しい計算式などを使用することで解決できる可能性があります。