プラットフォームにインポートした後、未加工データどのように規定するかを学びます
はじめに
なぜタグを規定するのか?
タグは、METRONデータベースに生成されたデータの一部です。あらゆるタイプが対象となります(工場からのデータ、気象観測所からのデータ、METRONによって作成された計算データ)。
このタグをプラットフォームで表示・使用するには、規定する必要があります。
このアクションを使用すると、未加工データを集計済み(処理済み)データに変更できます。
目的
データを規定することにより、未加工タグ(規定も、コンテキスト化もされていないもの)に以下のような特徴を与えることができます:
- 名称
- 単位
- (オプション – コンテキスト化の場合のみ) 要素(アセット、エネルギーフロー、ペリメーターまたはエネルギー使用)
- (オプション – コンテキスト化の場合のみ)プロパティ
タグの規定方法
[データソース] ワークスペースで、次の手順に従ってタグを規定します:
- [追加]をクリック
- a) 規定値を作成:データを一つずつ規定します。
- b) 規定値を一括で作成:このオプションは、提供されるMETRONテンプレートをダウンロードして記入することで、簡単かつ迅速に大量のデータを規定することができます。
a. 規定値を作成
このページには、プラットフォームで収集されたすべての未加工タグがあります。シングル規定では、単一のタグを規定できます。
このメニューでは次のことができます:
- タグソースを選択します。例えば、タグが現場のセンサーからのものであれば、ソースは [プロセス] となります。
- 検索バーでリスト内のタグを検索します
- タグパスはデータベースへのインポート時にMETRONにより割り当てられたタグの固有の識別子です。
- 規定するタグを選択します
タグを選択したら、[次へ] をクリックしてコンテキスト化します。このセクションでは、ツリー構造でタグに関連付けられ、マッピングワークスペースで以前に定義されたペリメーター、アセット、ネットワーク、またはエネルギー使用を選択できます。
この手順はオプションです。マッピングを事前に定義していない場合は、[次へ] ボタンを直接クリックしてください。この値はコンテキスト化されず、一部のプロセスは自動化されないことにご注意ください。
その後、規定の最終手順を行います:
- タグに名前をつける。注意:以降、プラットフォームには、この名称で表示されます。
- タグの単位を選択します。
注意:規定段階で単位を選択すると、データ可視化ワークスペースにタグを表示するときに、この単位が自動的に割り当てられます。 - プロパティを割り当てます:ネットワークまたはマシンにリンクされたもの。例:湿度、圧力、体積など
- タグのデータ型を選択します。例:浮動小数点、文字列、論理値
- タグの集計、即ち、特定の粒度でかつプラットフォーム上の表示時間をスピードアップするように一緒に集約するために、未加工の点の間で行われる計算を選択します。この集計結果は「キャッシュ」と呼ばれるデータベースに格納されます。
- 補間、すなわち、2つの点の間で取られる値(直線または階段状)を選択します。
- タグの値をプレビューします。
デフォルト:当該タグに特別なニーズがない限り、タグのデフォルトの集計または補間設定を維持することをお勧めします。
- 例えば:
- インクレメントする値を送信するタグは、次のように設定する必要があります:集計は [差分]、補間は [ステップ]
- 毎日の総エネルギーバランス(kWh)を送信するタグは、次のように設定する必要があります:集計は [合計値]、補間は [なし]
規定が有効化されると、プラットフォームでこのタグを十分に活用できます。リアルタイムで表示したり、アラームを作成したり、新しい計算タグを作成したりできます。
b. 規定値を一括で作成
一括規定は、一度に大量のタグを規定する際に最適です。次の列を含め、METRONのファイルフォーマットに従ったファイルであれば、お客様自身のエクセルやCSVファイルを使用してプラットフォーム内のタグを規定できます。
- タグパス
- 単位
- 名称
- プロパティ
インポートすると、フォーマット有効化ウィンドウが表示され、セルが欠けている行や、プラットフォームの構文が守られていない行が指摘されます(特に単位)。